■18世紀における微積分(その135)
第1種チェビシュフ多項式
T0(x)=1,T1(x)=x,T2(x)=2x^2−1,T3(x)=4x^3−3x,T4(x)=8x^4−8x^2+1,・・・
また,Tn(x)=0の根はcos(kπ/2n),k=1,3,5,・・・,2n−1と表される.
Tn(x)=2^n-1Π(x−cos((2k−1)π/2n))
Tn’(x)=2^n-1nΠ(x−cos(kπ/2n))
sinの場合には番号をひとつずらせて,sin(n+1)θ/sinθを考えると,第2種チェビシュフ多項式
U0(x)=1,U1(x)=2x,U2(x)=4x^2−1,U3(x)=8x^3−4x,U4(x)=16x^4−12x^2+1,・・・
また,Un(x)=0の根はcos(kπ/(n+1)),k=1,2,3,・・・,nと表される.
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【1】チェビシェフ多項式の性質
[1]最良近似
f(x)=x^n+p1x^n-1+・・・+pn
L=max|f(x)|
とおく.そのとき,区間[−1,1]上でLを最小にするのは
f(x)=Tn(x)/2^n-1
ただひとつで,L=1/2^n-1が成立する.
[2]漸化式
Tn(x)=2xTn-1(x)−Tn-2(x)
Un(x)=2xUn-1(x)−Un-2(x)
[3]直交性
∫(-1,1)Tm(x)Tn(x)/(1−x^2)^1/2dx
=0 (m≠n)
=π (m=n=0)
=π/2 (m=n≠0)
[4]母関数
T0(x)+2ΣTn(x)t^n=(−t^2+1)/(t^2−2xt+1)
[5]合成
Tm(Tn(x))=Tmn(x)
[6]多項式近似定理(ワイエルシュトラス)
閉区間[a,b]で連続な関数をf(x)とする.このとき
|f(x)−g(x)|<ε
を満たす多項式g(x)が常に存在し,それはただひとつである.
[7]微分方程式
(1−x^2)Tn”(x)=xTn’(x)−n^2Tn(x)
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