■既約性判定基準(その208)
【2】素ベキ位数
GF(p^m)から0元を除いた有限体は、情報をもつ巡回群を形成するから、原始元αとp^m-1個のベキ
α、α^2、α^3、・・・、α^p^m-1
によって表現することもできる。
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【3】16元ガロア体の生成
ここでは、既約多項式π(x)=1+x+x^4と原始元α=(0,1,0,0)=xを利用して位数16の有限体を生成したい。
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1+x+x^4を法とする剰余簡約では、1の要素αから始め、次にα=xをかけるので、1が右から消えるとき、一番左側の2つの位置に2を法として1を加えることに対応している
すなわち、
(0,0,0,0)=0
(1,0,0,0)=1
(0,1,0,0)=x
(0,0,1,0)=x^2
(0,0,0,1)=x^3
(1,1,0,0)=1+x=x^4
(0,1,1,0)=x+x^2=x^5
(0,0,1,1)=x^2+x^3=x^6
(1,1,0,1)=1+x+x^3=x^7
(1,0,1,0)=1+x^2=x^8
(0,1,0,1)=x+x^3=x^9
(1,1,1,0)=1+x+x^2=x^10
(0,1,1,1)=x+x^2+x^3=x^11
(1,1,1,1)=1+x+x^2+x3=x^12
(1,0,1,1)=1+x^2+x^3=x^13
(1,0,0,1)=1+x^3=x^14
(1,0,0,0)=1=x^15
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1+x^3+x^4を法とする剰余簡約では、1の要素αから始め、次にα=xをかけるので、1が右から消えるとき、一番左側の2つの位置に2を法として1を加えることに対応している
すなわち、
(0,0,0,0)=0
(1,0,0,0)=1
(0,1,0,0)=x
(0,0,1,0)=x^2
(0,0,0,1)=x^3
(1,0,0,1)=1+x^3=x^4
(1,1,0,1)=1+x+x^3=x^5
(1,1,1,1)=1+x+x^2+x^3=x^6
(1,1,1,0)=1+x+x^2=x^7
(0,1,1,1)=x+x^2+x^3=x^8
(1,0,1,0)=1+x^2=x^9
(0,1,0,1)=x+x^3=x^10
(1,0,1,1)=1+x^2+x^3=x^11
(1,1,0,0)=1+x=x^12
(0,1,1,0)=x+x^2=x^13
(0,0,1,1)=x^2+x^3=x^14
(1,0,0,0)=1=x^15
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