■既約性判定基準(その137)

x^2=a (modp)平方剰余となる整数xが存在するとき(pがx^2-aを割り切るとき)、aはpを法とする平方剰余であるといいます。

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オイラー基準の言い換え

aがpを法とする平方剰余のとき、pはa^(p-1)/2-1を割り切る

aがpを法とする平方剰余でないとき、pはa^(p-1)/2+1を割り切る

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第1補充法則

pが4で割って1余る素数ならば、-1はFpの平方数である。

pが4で割って3余る素数ならば、-1はFpの平方数ではない。

たとえば、-1はF41の平方数ではない

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第2補充法則

pが8で割って1または7余る素数ならば、2はFpの平方数である。

pが8で割って3または5余る素数ならば、2はFpの平方数ではない。

たとえば、2はF41の平方数である

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pを奇数の素数とします。Fpの0でない数aについて

平方数・平方数=平方数

非平方数・非平方数=平方数

平方数・非平方数=非平方数

非平方数・平方数=非平方数

が成り立ちます。

平方剰余の相互法則より

p=1(mod4),q=1(mod4)ならばx^2=q(modp),y^2=p(modq)を満たすx,yは両方存在するか、両方とも存在しない

p=3(mod4),q=3(mod4)ならばx^2=q(modp),y^2=p(modq)を満たすx,yは一方に存在し、もう一方には存在しない

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ガウスは早くからその才能を発揮し、15歳のとき、素数定理を予想しました

17歳のとき、平方剰余の第1補充法則を証明

18歳の時、平方剰余の相互法則を証明(7つの異なる証明を与えた)

19歳で正多角形の作図がフェルマー素数と関係があることを示し、正多角形の作図問題を完全に解決

22歳で代数学の基本定理(すべての代数方程式は複素数の中で解ける)を証明しました

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