■既約性判定基準(その120)
【1】2^m元ガロア体の原始多項式
m=4の場合はπ(x)=1+x+x^4を用いたが、
m=2の場合、π(x)=1+x+x^2
m=3の場合、π(x)=1+x+x^3
m=4の場合、π(x)=1+x+x^4
m=5の場合、π(x)=1+x^2+x^5
m=6の場合、π(x)=1+x+x^6
を用いることによって実現される。
1+x+x^5はGF(2)上で既約ではなく、(1+x^2+x^3)(1+x+x^2)と因数分解される
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白と黒の16個の真珠のネックレスの問題はGF(2)→GF(2^4)の問題で、
π(x)=1+x+x^4あるいはπ(x)=1+x^3+x^4
を用いた。
一方、その4色版である、赤青黄緑の16個のネックレスの問題はGF(4)→GF(4^2)の問題で、
π(x)=ω+x+x^2、ω^3=1,1+ω+ω~2=1
に基づいている。
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整数生成定規の問題とは全く別の問題なのである。
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