■既約性判定基準(その97)
【4】16元ガロア体の生成
ここでは、既約多項式π(x)=1+x+x^4と原始元α=(0,1,0,0)=xを利用して位数16の有限体を生成したい。
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1+x+x^4を法とする剰余簡約では、1の要素αから始め、次にα=xをかけるので、1が右から消えるとき、一番左側の2つの位置に2を法として1を加えることに対応している
すなわち、
(0,0,0,0)=0
(1,0,0,0)=1
(0,1,0,0)=x
(0,0,1,0)=x^2
(0,0,0,1)=x^3
(1,1,0,0)=1+x
(0,1,1,0)=x+x^2
(0,0,1,1)=x^2+x^3
(1,1,0,1)=1+x+x^3
(1,0,1,0)=1+x^2
(0,1,0,1)=x+x^3
(1,1,1,0)=1+x+x^2
(0,1,1,1)=x+x^2+x^3
(1,1,1,1)=1+x+x^2+x3
(1,0,1,1)=1+x^2+x^3
(1,0,0,1)=1+x^3
(1,0,0,0)=1
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【5】2^m元ガロア体の原始多項式
m=4の場合はπ(x)=1+x+x^4を用いたが、
m=2の場合、π(x)=1+x+x^2
m=3の場合、π(x)=1+x+x^3
m=4の場合、π(x)=1+x+x^4
m=5の場合、π(x)=1+x^2+x^5
m=6の場合、π(x)=1+x+x^6
を用いることによって実現される。
1+x+x^5はGF(2)上で既約ではなく、(1+x^2+x^3)(1+x+x^2)と因数分解される
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