■既約性判定基準(その94)
素数pを法とする剰余系は、位数pの有限体をなしている。応用のためには位数p^mの数体が必要である。
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【1】素位数
素位数のガロア体は元0,1,2,・・・,p-1からなり、加算減算乗算0を除く除算が定義され、交換則分配則結合則に従う。
GF(3)では1+2=0,1-2=2,2・2=1/、1/2=2
【2】素ベキ位数
GF(p^m)から0元を除いた有限体は、情報をもつ巡回群を形成するから、原始元αとp^m-1個のベキ
α、α^2、α^3、・・・、α^p^m-1
によって表現することもできる。
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