■既約性判定基準(その63)
【4】16元ガロア体の生成
ここでは、既約多項式π(x)=1+x+x^4と原始元α=(0,1,0,0)=xを利用して位数16の有限体を生成したい。
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1+x+x^4を法とする剰余簡約では、1の要素αから始め、次にα=xをかけるので、1が右から消えるとき、一番左側の2つの位置に2を法として1を加えることに対応している
すなわち、
(0,0,0,0)=0
(1,0,0,0)=1
(0,1,0,0)=x
(0,0,1,0)=x^2
(0,0,0,1)=x^3
(1,1,0,0)=1+x
(0,1,1,0)=x+x^2
(0,0,1,1)=x^2+x^3
(1,1,0,1)=1+x+x^3
(1,0,1,0)=1+x^2
(0,1,0,1)=x+x^3
(1,1,1,0)=1+x+x^2
(0,1,1,1)=x+x^2+x^3
(1,1,1,1)=1+x+x^2+x3
(1,0,1,1)=1+x^2+x^3
(1,0,0,1)=1+x^3
(1,0,0,0)=1
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0元を除外すると、GF(2^4)に対して1周期が
{ak}=100010011010111
のような2進数の周期数列を作ることができる。
この数列は初期条件a1=1,a2=a3=a4=0をもつ漸化式
ak+4=ak+1+akによって生成される。
x^4=x+1=x^1+x^0
とおくことに対応するπ(x)=x^4+x+1を法とする剰余簡約を選ぶことができる。
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