■直観幾何学研究会2024(その10)
終結式について紹介してきましたが,x=cにおいて
[1]f(x)=0が重根をもつ
[2]f(x)=0かつf’(x)=0
は同値です.
したがって,
[1]差積のよる判別式
[2]終結式
は同値であって,背後にある理論はともかくとして,計算自体は[2]のほうが簡単というわけです.
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(その8)において,
x=1/t^2−2t,y=t^2−2/t
→2t^3+t^2x−1=0,t^3−ty−2=0
をtに関する終結式とみなして,6次の行列式を計算すると,
4x^3+4y^3−x^2y^2−18xy+27=0
が得られるというのも,同じ理由によります.
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