■素数と無限級数(その128)
オイラーのL関数のディリクレ級数表示
L(x)=1/1^x-1/3^x+1/5^x-1/7^x+・・・
では4で割って1余る奇数→+,4で割って1余る奇数→-になる。
このオイラー積では4で割って1余る奇素数→+,4で割って3余る奇素数→-になる。
L(1)=Π(1-(-1)^(p-1)/2/p^x)^-1=Πp/(p-(-1)^(p-1)/2)
分母はpを 4で割って1余るとき、p-1,4で割って3余るとき、p+1であるから
L(1)=3/4・5/4・7/8・11/12・13/12・17/16・19/20・23/24・・・=π/4 (メルテンスの定理)
L(1)=1-1/3+1/5-1/7+1/9-1/11+1/13-・・・=π/4 (マーダヴァ級数/ライプニッツ級数)
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深リーマン予想とは
L(1/2)=Π(1-(-1)^(p-1)/2/√p)^-1
が収束するというものである。これが成り立てばリーマン予想も成り立つことが証明されている。
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