■ベルトランの仮説とリーマン予想の間に何がある(その36)

【1】nと2nの間に素数がある

 1845年にフランスの数学者ベルトランは任意の数nと2nの間には少なくとも一つの素数pが存在する(n<p≦2n),同じことですが素数pの次の素数は2pより小さい(pk+1 <2pk )という予想を立てました.

 50年以上たって,ロシアの数学者チェビシェフがベルトランの仮説を証明しました.この証明は彼が実に18才のときだったそうですから,「栴檀は双葉よりの芳し」の諺のごとくです.チェビシェフの定理によって,素数の分布には何らかの秩序が存在していることになります.

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【2】デザルトの改良

2018年、フランスの数学者デザルトは2xを

  x+x/5000(logx)^2,ただし、xは468991632以上

に改良した。

x=10^9のとき、x/5000(logx)^2=465.7

10億以降の最初の素数は10億465以下である。

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