■ユークリッド原論と多重根号数(その23)
3√1+・・・=1+1/3^5のとき,
(a+b3√1+・・・)=(1+1/3^4)^3
となるためには
a+b+b/3^5=1+3/3^4+3/3^8+1/3^12=1+1/3^3+1/3^7+1/3^12
((a+b)3^12+b3^7)/3^12=(3^12+3^9+3^5+1)/3^12
もし,ここでa=1とすると
b3^12+b3^7=3^9+3^5+1
右辺が等比級数3^10+3^5+1ならば
b(3^12+3^7)=(3^15−1)/(3^5−1)
となって何とかなるが,やはり,
√(1+√(1+1/2√(1+1/4√(1+1/8√1−・・・))))の3乗根版を作ることはできないようである.
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
逆に,平方根版を作ることができたのは
√1+・・・=1+1/2^5のとき,
(a+b√1+・・・)=(1+1/2^4)^2
となるためには
a+b+b/2^5=1+1/2^3+1/2^8
((a+b)2^8+b2^3)/2^8=(2^8+2^5+1)/2^8
もし,ここでa=1とすると
b2^8+b2^3=2^5+1→b=1/2^3
だからである.
===================================