■スターリングの公式(その20)
1730年,スターリングはn!の近似公式
n!〜√(2πn)n^nexp(−n)
を示した.
しかし,n!の漸近近似よりも,上下からの評価が必要なことがあり,
√(2πn)n^nexp(−n)≦n!≦e√(n)n^nexp(−n)
が成り立つ.すなわち,
n!〜√(2πn)n^nexp(−n)
は下限を示しているというわけである.
従って,任意のnに対して,n!/n^n+1/2exp(−n)は
√(2π)=2.5066・・・と
e=2.71828・・・の間にある.
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