■π^π(その29)
πの級数公式には1/πに収束するものもある.たとえば,ラマヌジャンの1/π公式(1914年)
1/π=2√2/99^2Σ(4k)(1103+26390k)/(4^k99^kk!)^4
は長い間証明されなかった異色の式である.収束は速い.
右辺のΣ以降はともかくとして
2π√2=99^2/1103
だけでも,私にはその意味を見抜くのさえ不可能に思える.
ラマヌジャンによるものとしては
(9^2+19^2/22)^1/4=π
63(17+15√5)/25(7+15√5)=π
などがあるが,何らかの幾何学的な考察によっているようだ.
ラマヌジャンの式に刺激されて,チュドノフスキーの式
1/π=Σ(−1)^n(6n)!(163096908+6541681608n)/(3n)!(n!)^3(262537412620768000)^n+1/2
が考案されている.
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近似式では
(10e^8)^1/9=π
もあるようだ.
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