■ビーベルバッハ予想
Bieberbach(ビーベルバッハ)予想 (ルイ・ド・ブランジュの定理)
単位円板の内部(|z|<1)で,正則単葉な複素関数 f が級数
f(z) = z + a2z^2 + a3z^3 + ... + anz^n + ...で与えられ,ある n に対して |an| > 1 となっていれば,f は単位円盤の内部で 0 になる.
====================================
ビーベルバッハ予想は20世紀末に証明されるまで、数学の最難問の一つとされていた。
ビーベルバッハはヒルベルトが1900年に提出した23の難問のうち、第18問題を解決したことで知られる優秀な数学者であったが、活動的なナチス党員であったため、戦後は公職を追放されたことでも知られている。
====================================