■アルキメデスの砂(その6)
アルキメデスの砂
アルキメデスは紀元前287年、シシリー島シラクサで生まれた。当時、シシリー島は古代ギリシャの植民地であった。
カルタゴ戦争(ポエニ戦争のカルタゴ攻防戦)中の紀元前212年、シラクサがローマに陥落させられた。
ローマ兵は事前に、才能あふれるアルキメデスを無傷でとらえるように命じられていた。
ローマ兵がアルキメデスを連行しようとしたとき、アルキメデスは砂地に円を作図している最中で、
アルキメデスは「私の図に触るな」と叫んだという。
激高した兵士は彼を斬り殺した。
戦争という過酷な現実の中で、数学のことを考えていたかった。ものを考えることに徹底し、命を落とした有名なエピソードは作り話めいてはいるがアルキメデスであればと不思議に腑に落ちる。
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