■デューラーの八面体(その13)

デューラーによる有名な銅版画「メランコリア」には菱面体のふたつの頂点を切頂した八面体が描かれている。

この八面体の謎解きについてはいまだに熱い議論の的となっている。

まわりにはいろいろな意味ありげな幾何学的な図形が散らばっていて、4x4魔方陣の数字の配置から製作年は1514年ごろと推測されている。

500年の謎を秘めた八面体について、この立体が球に内接すると仮定すると、その側面の五角形は縦横比√5:√3=1.29099・・・に菱形の一つの頂点を辺の2等分戦で切り落とした形になっているという。

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この八面体はこの絵のモチーフである天使にふさわしく、「地」を象徴する立方体が「空」を象徴する正八面体に変化するときの中間の形であるという解釈もあるそうだ

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