■デューラーの八面体(その12)

デューラーによる有名な銅版画「メランコリア」には菱面体のふたつの頂点を切頂した八面体が描かれている。

この八面体の謎解きについてはいまだに熱い議論の的となっている。

イメージミッション社の前畑様より、メランコリーの画像と、デューラーの生家の画像をいただいたので掲載する。この八面体にはぼんやりと頭蓋骨が浮かんでいて、その意味について多くの憶測を生み出してきた。画像では、うっすら顔(ドクロ?)のようなものが見えるような気がしますが、悩ましい・・・

まわりにはいろいろな意味ありげな幾何学的な図形が散らばっていて、4x4魔方陣の数字の配置から製作年は1514年ごろと推測されている。

母が世を去った1514年に完成された有名な銅版画である。

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この八面体はこの絵のモチーフである天使にふさわしく、「地」を象徴する立方体が「空」を象徴する正八面体に変化するときの中間の形であるという解釈もあるそうだ

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