■膨張宇宙論(その11)
可視光線の波長は400nm-800nm
それより波長の短いものが紫外線、X線、ガンマ線
長いものが赤外線、電波である。
波長が異なると違うものが見えることをは利用して、宇宙観測を行っているのであるが、とはいっても信号は極めて微弱である。したがって、地上でなく宇宙空間で観測したり、大きなアンテナを使って信号を集めたりすることが必要になる。
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19世紀半ば、マクスウェルは電磁気学の法則を4つの式にまとめ、それから電磁波が存在しうることを予言した。19世紀末、ヘルツによって電磁波の存在が確認された。電磁波の速度は数式上、光の速度と同じだったことから光は電磁波の1種と考えられた。電磁波の速度は波長によらず約30万km/秒なので、可視光線の周波数は約500テラヘルツとなる。
天体は可視光線以外の電磁波も発していて、それらもある程度観測可能である(宇宙からの電磁波すべてが観測できるわけではない)。
光にもドップラー効果があり、近づいてくるときと遠ざかっているときで波長がずれる。赤方偏移により波長が引き延ばされていれば宇宙の膨張を大まかに読み取ることができるのである。
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