■膨張宇宙論(その2)
ところで、肉眼で観察可能な星の数は6等星まで9000個で、一度に見えるのは全天の半分、したがって4500個弱であるという。
また、ハッブル宇宙望遠鏡を用いると21等星までの約30億個であるという。
星の明るさがどれも同じと仮定すると、明るさは距離の2乗に反比例する。星が宇宙全体に均一にあると仮定すると、その数は距離の2乗に比例すると見積もることができる。したがって、オルバースのパラドックス(1823年):恒星が一様に配列されているならば,どの方向を見ても必ず恒星があるわけで,夜空は明るくなければならないのに,実際は暗いというものである.(最初にそのことに気づいたのはケプラーだった.)
横軸に星の等級を対数目盛でとり、縦軸に星の数を対数目盛でとると、前述グラフは直線になるはずであるが、実際には直線からわずかにずれるという。これも膨張宇宙論で説明可能なのだろうか?
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