■折り紙と作図不可能問題(その42)

あやとりの英語名は猫のゆりかご(cat cradle)だそうである。

 折り紙は2次元の紙を変形させて形を作るのに対し、あやとりは輪になった1次元のひもで図形を描く。

あやとりでつくる図形はいったん指にかかった部分を外せばあとに残らない。単純な輪になってしまうだけである。したがって、数学的な解析にもなじみにくい。

一方、結び目はというと・・・

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3次元空間の中で絡んだひものことを結び目といいますが、両端がつながれて一続きの輪になって絡んだひもを考えます。

タイトは,

3交点の素な結び目・・・1種類

4交点の素な結び目・・・1種類

5交点の素な結び目・・・2種類

6交点の素な結び目・・・3種類

7交点の素な結び目・・・7種類

あることをみつけました。しかし、素な結び目を数え上げる一般的な公式はありません。

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unknot01も含めると7交点まで15種類ですが、10交点までの素な結び目は249種類あるということです。

交点数が16以下の結び目は170万を超えるそうです

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3葉結び目31は交点が3つある最も簡単な結び目です。

交点数が10の結び目、10161と10162は長い間異なる結び目と考えられていましたが、1973年、弁護士でトポロジーの研究者・ペルコによって、同じ形に変形できることが発見されました。この2つの結び目はペルコ対と呼ばれています。

それに対して、ボロミアンリングは3つの輪が6か所で交差しながら絡み合っています。

しかしながら、これはだまし絵であって、実際に作ることはできません。

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