■素数の分解(その24)
p=x^2+5y^2の場合は微妙だが,決定的な違いがある.
6=2・3=(1+√−5)(1−√−5)
が成り立つが,2,3,(1+√−5),(1−√−5)は単数でないZ(√−5)の元の積で表すことはできないのである.
たとえば,2=αβで,α,βが単数でなければ,4=N(2)=N(α)N(β)から,N(α)=N(β)=2でなければならないが,
N(a+b√−5)=a^2+5b^2=2
となるa,bは存在しない.3,(1+√−5),(1−√−5)についても同様である.
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