■サイクロイドの計量(その15)

【2】区分求積法(17世紀の積分法)

一方,弧長は,正n角形の外接円の半径をrとすると

  Ln=4rsin(π/n)Σsin(kπ/n) (k=1=n-1)

で与えられるのですが,

  sinα+sin2α+sin3α+・・・+sinnα

 =sin(nα/2)・sin{(n+1)α/2}/sin(α/2)

なる関係にα←π/n,n←n−1を代入すると

  Σsin(kπ/n)=1/sin(π/2n)

  Ln =4rsin(π/n)Σsin(kπ/n)

    =4rsin(π/n)/sin(π/2n) → 8r  (n→∞)

となります.これによりサイクロイドの弧長が外接円の直径の4倍であることが示されました.

宮本次郎先生・提供

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