■サイクロイドの計量(その12)
サイクロイドはホイヘンスによって振子時計の設計に使われ、そしてパスカルの積分法の研究に貢献した。
サイクロイドの等時性は、サイクロイドのインボリュートは合同なサイクロイドであるという性質に負っている。
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ホイヘンスはサイクロイドが等時曲線(所要時間が質点の位置に関係なく一定である曲線)であることを発見しました.逆に,等時性が成り立つ曲線はサイクロイドに限ることが知られています.
等時性をもつ振子を作るには振幅角が大きいとき振子の長さを短くして,錘の軌跡がサイクロイドを描くようにすればよいのですが,ホイヘンスは等時性からのずれを補正するためにサイクロイドの縮閉線を利用しました.サイクロイドの縮閉線にはもとのサイクロイドと合同なサイクロイドになるという性質があるからです.
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