■数直線上の集合(その70)
黄金比の一般化として,
[1]黄金比(n=1)
φ=[1:1,1,1,,1,・・・]
an+2=an+1+an
1,1,2,3,5,8,・・・
[2]白銀比(n=2)
1+√2=[2:2,2,2,2,・・・]
an+2=2an+1+an
1,1,3,7,17,41,・・・
[3]青銅比(n=3)
(3+√13)/2=[3:3,3,3,3,・・・]
an+2=3an+1+an
1,1,4,13,43,142,・・・
がある.
この操作は
x^2−nx−1=0の根: (n+√(n^2+4))/2
が,無限連分数
(n+√(n^2+4))/2=[n:n,n,n,,n,・・・]
で表されることと同義である.
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2次方程式:x^2−px−q=0を考えます.
x^2−px−q=0の根: (p+√(p^2+4q))/2
[1]黄金比:p=1,q=1→(1+√5)/2
連分数展開[1:1,1,1,・・・]
[2]白銀比:p=2,q=1→(1+√2)
連分数展開[2:2,2,2,・・・]
[3]青銅比:p=3,q=1→(3+√13)/2
連分数展開[3:3,3,3,・・・]
さらに一般化すると
[4]銅比(p=1,q=2)→2
[5]ニッケル比(p=1,q=3)→(1+√13)/2
という呼び名があるそうだ.
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