■ケプラーと正多面体(その2)
ブラーエもケプラーもともにヤムニツァーの著書「正多面体の透視図」をもっていて、それが表現していた宇宙の概念に心を奪われていて、ケプラーの思想はヤムニツァーの著書から着想を得たといわれている。ヤムニツァーはドイツ・ニュルンベルクの金細工師で、透視図法と多面体の研究に関わる多くの作品を残している。
ルネサンスの時代、イタリアからドイツにかけて透視図法と多面体の研究が盛んにおこなわれた。ダ・ヴィンチやデューラーをはじめとするルネサンスの時代の美術家は透視図法に関連するものとして、様々な多面体を描いたのであった。
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