■バラとヒマワリとマーガレット(その3)
ベルヌーイらせん(r=a^θ,対数らせん)
アルキメデスらせん(r=aθ)
フェルマーらせん(r=a√θ,放物らせん)
r=a/θ(双曲らせん)
r=a/√θ (ラッパ線、リチウス)
などいろいろな平面らせんがあり、紛らわしいのであるが
r=aθ^k と表すことができるらせんを(代数らせん)と呼ぶ。
k=1の場合がアルキメデスのらせん、k=1/2の場合がフェルマーのらせん(放物らせん),
k=-1の場合が(双曲らせん)、k=-1/2の場合が(ラッパ線、リチウス)である。
代表的な平面らせん
[a] Bernoulliらせん:r=a^θ
[b] Archimedesらせん:r=aθ
[c] Fermatらせん:r^2=aθ
では、隣接する渦巻きの間隔は原点から遠いほどそれぞれ広くなる・等間隔・狭くなる
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r=aθ^nにおいて、n=1の場合、アルキメデスのらせんr=aθと呼ばれている
直交座標に変換すると
x=aθcosθ
y=aθsinθ
蚊取り線香はアルキメデスのらせんといえるだろう
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ところで、ヒマワリの花序
を問題にするとき、葉序則 (phyllotaxis)として
[1]アルキメデスらせん上の点配置 (r=aθ)?
[2]フェルマーらせん上の点配置 (r^2=aθ)?
の両方が用いられている。これも紛らわしさの原因となっているが、黄金角とは360°を1:τに内分した角度(137.5 / 222.5°)であるが、葉序則は偏角θの規則性であって,動径rの規則ではないことによるものであろう
[3]アルキメデスらせんとフェルマーらせんの中間的ならせん上の点配置 (r^1.5=aθ)?
なども考えられると思われるが、ここではまず[1]と[2]を比較してみることに会いたい
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