■ボロミアン・リングと三位一体(その4)

3つのリングが絡みあったものは、ボロミアン・リングと呼ばれている。

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キリスト教の三位一体(trinity)のシンボルとして使われているが、その名前はイタリアの貴族・ボロニア家の紋章に使われていたことに由来する。

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円環には厚みがあり、円環1は円環2の上に、円環2は円環3の上に、円環3は円環1の上にあるように描かれていて、

それぞれの円環は別の円環の上に載っていると同時に、もう一つの円環の下になっている。

これは不可能物体であって、3つの輪が6か所で交差しながら絡まって外れないようにみえる「だまし絵」である。したがって、実際に作ることはできない。

このような絡み目はブルニアン・リングと呼ばれ、ボロミアン・リングはブルニアン・リングの最も簡単な例である。

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ボロミアン・リングは3つの輪が互い違いに絡んでいる「絡み目」である。3つの輪のうち、一つでも取り外してしまうとほかの輪もばらばらになってしまう。

3つの円の絡み目として描かれるが、実際にはゆがんだ円でなければ作ることはできません。

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