■形の学校・和と洋の対比(その6)
和算には○△□が頻繁に登場するが、紋様(家紋)のデザインと関係していると思われる.
和算は日本特有の数学であるが,和算固有の西洋算とは違ったセンスが必要になる.科学とのつながりがなかったといえばそれまでですが、数学の難しさを楽しむ心・遊び心にあふれていて、日本の数学愛好家たちは楽しみのための数学の発展に努め、自分たちの問題が実用上の応用をもたないことを誇りあることとさえ考えていたのかもしれません。
ここでとりあげる和算の問題は大きな円のなかに複数の円を内接させ,それぞれの直径を求める問題である。算額の美しさを鑑賞してみることにしよう.
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和算家たちは非同心円の高度な問題を取り扱っている
同心円の場合と対比して、その難解さは著しいものがある
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