■形の学校・定幅図形と内転形(その2)
正三角形の3つの頂点を中心にして正三角形の1辺の長さを半径とする円を描くと,正三角形に少し丸みをつけた図形ができる.これがルーローの三角形である.ルーローの三角形はどの方向の幅も最初の正三角形の1辺の長さとなる.
定幅図形の中で最大の面積をもつものは円であり,最小の面積をもつものはルーローの三角形です(ルベーグ1914年).
===================================
ルーローの三角形は「定幅図形」であるから,どんな向きにおいても同じ長さを1辺とする正方形のなかにピッタリ収まる.
収まるのみならず正方形の中で回転することができる。正方形の4辺に接しながら回転できる図形が「内転形」である。
そこでドリルの刃をルーローの三角形にすると四角い穴もあけられることになる.
このとき、ルーローの三角形の中心は楕円をつないだ曲線を描く
===================================