■形の学校・リンク機構(その1)
私の発想の原点にあるのは「形」である。形態学・・・いろいろなかたちの持つ機能性を数学を用いて解明する・・・
そして、形の本質を理解するためには、具体的な例が必要である。そして、アタマだけでなく,目耳鼻手を働かせて真剣に向き合うことが大切である。幼児が大好きなおもちゃで何時間も飽きることなく遊び続けるように、じっくりと時間をかけて・・・数学に王道なし,たとえ一国の王といえども努力しないで数学を習得するための近道はなく,自分の足で目的地へ到達しなくてはなりません。数学が苦手な人ほどじっくり時間をかけて数学を体験することを勧める次第です
まずは形の学校の第1回としてリンク機構を取り上げてみたい。
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複数の棒を互いに結合してできる連接棒を「リンク装置」と呼びます.パンタグラフのようなリンク装置を利用すると拡大・縮小が可能になりますが,たとえば,円錐曲線をすべて描けないかという問題も生まれてきます.
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