■正単体らせん柱(その7)
とくに,nが奇数の場合(偶数次元の場合),この方程式の係数行列はパスカルの三角形の変形,
1
2 1 2
3 2 4 2 3
4 3 6 4 6 3 4
5 4 8 6 9 6 5 4 5
6 5 10 8 12 9 12 8 10 5 6
7 6 12 10 15 12 16 12 15 10 12 6 7
で与えられる.
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nが奇数の場合,
Σ(n−ν)νλ^ν-1=0,ν=1〜n−1
は因数分解できて,
Σ[(n−ν)/2][(ν+1)/2](λ^ν-1=0,ν=1〜n−2
に簡約化されるからである.
数式処理ソフトが利用できるならば,nが奇数であっても偶数であっても,λに関するn−2次方程式
Σ(n−ν)νλ^ν-1=0,ν=1〜n−1
を解くのが一番の近道と思われる.
[1]2次元の場合(n=3)
→2λ+2=0→λ=−1,cosξ=−1
[2]3次元の場合(n=4)
→3λ^2+4λ+3=0→λ=(−2±i√5)/3,cosξ=−2/3
[3]4次元の場合(n=5)
→4λ^3+6λ^2+6λ+4=0→2(λ+1)(2λ^2+λ+2)=0→λ=(−1±i√3)/4,cosξ=−1/4
[4]5次元の場合(n=6)
→5λ^4+8λ^3+9λ^2+8λ+5=0→λ=?
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その根はすべて|λ|=1なのであろうか? あるいは,どのような漸近挙動をたどるのであろうか? この方程式は解いてみる価値があるだろう.
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