■正多角形の環・正多面体の環(その8)

 (その6)を補足しておきたい.

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 正n角形の内角は

  (n−2)/n・π

で与えられる.

 通常の正n角形に対して,星形n角形を考える.星形n角形ではひとつの頂点から始めてm個おき(中間のm−1個の頂点を飛ばす)の頂点を結んだ星形図形をn/m角形と呼ぶ.

 その内角は

  (n−2)/n・π

のnをn/mで置き換えたもので与えられる.

  m(n/m−2)/n・π=(n−2m)/n・π

 ここで(その6)で与えた星型n角形(n/m角形)のn個の頂角の和

  m(n/m−2)π=(n−2m)π

がでてくるというわけである.

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 もう一つ例をあげておきたい.

 正n角形は同心の外接円(半径R),内接円(半径r)をもつが,このとき

  R=rsec(π/n)

が成り立つ.

 一方,星形正n角形も外接円(半径R),内接円(半径r)をもつが,このときも,nをn/mで置き換えた

  R=rsec(mπ/n)

で与えられる.

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 星型でないn角形のn個の頂角の和は

  (n−2)π

であるが,星型n角形(n/m角形)のn個の頂角の和は,nをn/mで置き換えた

  (n/m−2)π

ではなく,

  m(n/m−2)π=(n−2m)π

なのである.

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