■チュドノフスキーの定理と超越数(その35)
オイラー級数
Σ1/n^s =1/1^s +1/2^s +1/3^s +1/4^s +・・・
について、オイラーはsが2から26までの偶数値に対する和も求めていて、sが2以上の偶数のとき、結果はすべてπ^s の倍数になり、有理数×π^s でありことを証明しています。
奇数ベキ級数の和ζ(2n+1)は未解決ですが、偶数ベキにならって、定数(無理数?)×π^s の形で書くと、ζ(3)=π^3 /25.79436・・・,ζ(5)=π^5 /295.1215・・・,ζ(7)=π^7 /2995.286・・・となります。
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[参] 杉岡幹生・武捨貴和「初等数学によるゼータ関数の探求」
には、
ζ(3)、ζ(5)、・・・、ζ(2n+1)=α/β・π^2n+1
を満足する整数α、βは存在しないことが証明されている・・・。
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