■ラマヌジャンのτとΔ(その35)
Δ=(E4^3−E6^2)1/1728=Στ(n)q^n
ヤコビは
Δ=qΠ(1−q^k)^24
を証明した.ここで,12は2倍になって24になっている.
24乗根をとると
(q/Δ)^1/24=Π(1−q^k)^-1=f(q)
Δは重み12をもち,24乗根をとるとf(q)の重みは1/2.
デデキントはエータ関数を定義した(重み1/2のモジュラー形式).
η(q)=q^1/24Π(1−q^k)=q^1/24/f(q)
q^1/24=exp(πiz/12)
η^24=Δ
η(q)/q^1/24Π(1−q^k)
Π(1−q^k)=Σ(−1)^mq^m(3m-1)/2,(オイラーの五角数定理)
ヤコビのテータ関数
θ(q)=Σq^m^2=1+2q+2q^4++2q^9+・・・
も,重み1/2のモジュラー形式である.
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