■ラマヌジャンのτとΔ(その14)
ラマヌジャンのτ関数は
Δ=qΠ(1-q^n)^24=Στ(n)q^n, (|q|<1)
に現れる。ラマヌジャンはそのゼータ関数として
L(s,Δ)=Στ(n)/n^s を考え、
オイラー積として
L(s,Δ)=ΠLp(s,Δ)
Lp(s,Δ)=(1-τ(p)p^-s+p^11-2s)^-1
局所リーマン予想として
Lp(s,Δ)=∞→Re(s)=11/2・・・これは|τ(n)|≦2p^11/2と同値である
を予想した
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オイラー積は翌年1917年、モーデルによって証明された
局所リーマン予想はラマヌジャン予想として有名になったが、それが証明されたのは60年近く後の1963年
ドリーニュはこれが正しいことを証明した.
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【2】ラマヌジャンの分割数と判別式
τ(p)はpが増加するとき,急激に増加するのですが,1974年,ドリーニュによって,ラマヌジャン予想,
|τ(p)|<2p^(11/2)
が証明されています.この式はp^(-s)=xとおいた2次式
1-τ(p)x+p^11x^2
の虚根条件(判別式:τ(p)^2-4p^11<0)となっていることに注意して下さい.
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