■チュドノフスキーの定理と超越数
1844年、リーヴィルは
Σ10^(n!)=0.1100010000・・・
を構成し、それが超越数であること(代数的でないこと)を示した。超越数としての最初の例である。
1873年、エルミートはeが超越数であること
1882年、リンデマンはπが超越数であることを証明した。
2^√2=2.661441426・・・は超越数である(ゲルフォント・シュナイダーの定理)
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Γ(1/2)=1.7724538509・・・=√π
Γ(1/3)=2.6789385347・・・
Γ(1/4)=3.625609907・・・
チュドノフスキーはπとΓ(1/3)、πとΓ(1/4)が代数的独立であることを示した。したがって、Γ(1/3)、Γ(1/4)は超越数である。
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σ(1/2)=0.4749493802・・・=2^(5/4)π^1/2e^(π/8)Γ(1/4)^-2
はガウスの整数に関連したワイエルシュトラス積の1/2における値であるが、この関数σはπとe^(π)とΓ(1/4)が代数的に独立であることを示す手段になりうると思われる
e^(π)=23.14069264・・・はゲルフォント・シュナイダーの定理により超越数であるが、
π^e=22.4591577183610454734・・・
が有理数であるかどうかはわかっていない。
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