■ポール・エルデス・離散数学の魅力(その1)
フバータルがポール・エルデスの数学的業績について解説した本がケンブリッジ大学出版から出版されています。
この邦訳が近代科学社から出版されました。
フバータル「ポール・エルデス・離散数学の魅力」秋山仁監訳
エルデスは20世紀の組み合わせ理論でずば抜けた存在であった。
彼は一生を数学に捧げ、人生の大半を定職なしで過ごし、世界中を旅した。全財産を詰めた旅行鞄を抱え、世界中にアイデアの種をまいていった。500人以上の研究者たちとの共同研究を含む1500篇を超える論文を書いたのである。1500を超える論文数は、現代のどの数学者の論文数をはるかに上回っている。
また、私にとって、
フバータル「線形計画法」啓学出版
は非常によくできた内容(シンプレックス法の実際を解説する立派な教科書はいくつもあるが,これ以上見事なものはない)だったので、それ以来のフバータルが非常に楽しみです。HPで宣伝しておきたいと思います。
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明日から京大数理解析研で、掛谷の問題・藤原の問題に関する発表です。
デルトイドの掛谷面積はπ/8ですが、それより面積の小さい図形を見つけるのは言うは易いが簡単ではないこと
しかし、高校生でも見つけられるπ/9より面積の小さい非常に簡単な例が見つかったこと
π/11より小さい例が見つからない理由などについて考察しました
その前にいくつか記事を書いておきたいと思います。まず、フバータル「線形計画法」啓学出版から・・・
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