■掛谷予想(その22)

b)NaCl結晶の場合(菱形面格子)

  d=1 → α=1.7159 (細胞数:8)

  d=2 → α=1.7478 (細胞数:64)

  d=3 → α=1.7476 (細胞数:216)

  d=4 → α=1.7476 (細胞数:512)

  d=5 → α=1.7476 (細胞数:1000)

  d=6 → α=1.7476 (細胞数:1728)

  d=7 → α=1.7476 (細胞数:2744)

  d=8 → α=1.7476 (細胞数:4096)

c)NaCl結晶の場合(面心立方格子)

  d=1 → α=1.7518 (細胞数:8)

  d=2 → α=1.7477 (細胞数:64)

  d=3 → α=1.7476 (細胞数:216)

  d=4 → α=1.7476 (細胞数:512)

  d=5 → α=1.7476 (細胞数:1000)

  d=6 → α=1.7476 (細胞数:1728)

  d=7 → α=1.7476 (細胞数:2744)

  d=8 → α=1.7476 (細胞数:4096)

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 NaClについてはc)のように,直交座標上でもマーデルング定数が求まっていたのだが,b)のように互いに60°で交わる菱面体格子(α=β=γ=60°)で表してもα=1.74756に収束し,直交軸・非直交軸のいずれからも同じ結果が得られたことになる.

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