■掛谷予想(その20)

 イオンの位置で境界がつくる立体角の全立体角に対する比をとって,立方格子の最外層の面上のイオンはe/2,辺上のイオンはe/4,頂点上のイオンはe/8の電荷が有効に効くとして計算するのである.同様にして,正方格子においては,辺上のイオンはe/2,頂点上のイオンはe/4の寄与をもつと考えることができる.このような改良を加えてみると・・・

====================================

[1]3次元

 d=1 → α=1.4560

 d=2 → α=1.7518

 d=3 → α=1.7470

 d=4 → α=1.7477

 d=∞ → α=1.748

[2]2次元

 d=1 → α=1.2929

 d=2 → α=1.6069

 d=3 → α=1.6105

 d=4 → α=1.6135

 d=∞ → α=1.614

[3]1次元

 d=1 → α=1

 d=2 → α=1.5

 d=3 → α=1.3333

 d=4 → α=1.4167

 d=5 → α=1.3668

 d=6 → α=1.4

 d=7 → α=1.3762

 d=8 → α=1.3941

 d=9 → α=1.3802

 d=10 → α=1.3913

 d=∞ → α=1.386(=2log2)

====================================