■正多胞体の面数反転公式(その11)
[2]2^m-k(n−1−k,m−k)
[3]2^n-m(n−1−k,n−m)
と,かなり似ていることに原因があるのかもしれないなどと考えていたが,結局わからずじまいで,一松信先生に相談することにした.
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γn(超立方体)において,k次元胞を含むm次元胞(n>m>k≧0)の個数は,結果的にはαn(正単体)のときと同一になる.すなわち,
(n−k,n−m)
このことは
[1]γnがβn(正軸体)の双対(相反)であり,そのk次元胞がβnのn−k−1次元胞の数と一致すること
[2]βnの(0n−1)次元以下の胞が正単体であること
から理解されます.
nが小さい例で検してみると
[a]n=3,k=0,m=1→(3,2)=3 (OK)
[b]n=3,k=0,m=2→(3,1)=3 (OK)
[c]n=3,k=1,m=2→(2,1)=2 (OK)
[d]k=n−2,m=n−1→(2,1)=2 (OK)
結局,超立方体は単純多面体であることによっているということなのだろう.
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