■φ形式の算法(その43)

 算術平均A=(a+b)/2

  幾何平均G=(ab)^(1/2)

  調和平均H=2/(1/x+1/y)=2xy/(x+y)

  ユークリッド平均E=((a^2+b^2)/2)^(1/2) → 

と定義する.

 算術平均・幾何平均不等式

  算術平均≧幾何平均

が証明されるが,調和平均は逆数の算術平均の逆数であるから,算術平均・幾何平均不等式においてa→1/a,b→1/b,c→1/c,・・・と置き換えれば

  幾何平均≧調和平均

の不等式を間接的に導くことができる.すなわち

  算術平均≧幾何平均≧調和平均

が成立する.さらに,

  ユークリッド平均≧算術平均≧幾何平均≧調和平均

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円の直径の両端点のいろいろな平均を、直径上に幾何学的に構成(作図)することができる

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