■空間充填14面体(その13)
ケルビンはすべての泡が合同であるとき、 単位体積当たりの表面積最小になるのは[4,6,6]構造であると推測した。ただし、面は互いに120°、辺は互いに109.5°で交わるためには面と稜線はがわずかに湾曲しなければならない。
このように、泡が単位体積当たりの表面積を最小にしようとする構造に関して、長い間、ケルビンの解(切頂八面体)が単位体積当たりの表面積が最小であると信じられてきた。
1994年、ウェアとフェランはすべての泡が合同であるという仮定を外すと12面体と14面体で空間を充填するほうがケルビン構造よりも3%小さく、より効率的であることを示した。
このように、クラスレートは12面体、14面体、15面体、16面体による空間タイリングとして記述される。
====================================