■整数の三角数分割(その2)
n=△+△+△
はと,任意の自然数は高々3個の三角数の和として表すことができるという定理である.
(証明)4^k(8n+7)でない奇数は3平方和で表せますから,任意の自然数nに対して8n+3=x^2+y^2+z^2と書けます.このとき,x=2p+1,y=2q+1,z=2r+1とおくと
n=p(p+1)/2+q(q+1)/2+r(r+1)/2
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(おまけ)
任意の自然数は4つの平方数の和の形に表せますが,
7,15,23,31,39,47,・・・,8n+7
は3つの平方数の和としては表せない.
平方数を8で割ると,0,1,4余る.
(証明)
2で割りきれるが4では割りきれない偶数の平方→8で割ると余りは4
4で割りきれる偶数の平方→8で割ると余りは0
したがって,
偶数の平方→8で割ると余りは4か0
奇数(2n+1)の平方=4n(n+1)+1→8で割ると余りは1
したがって,
3つの平方数の和→8で割ると余りは4か0か3
以上のことより
7,15,23,31,39,47,・・・,8n+7
は3つの平方数の和としては表せない.
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