■円運動の合成(その4)
【1】定幅図形
『平面における定幅図形(いかなる方向に関しても等しい幅をもっている図形)は円だけではなく,そのような形状は無数にあります.定幅図形の中で最大の面積をもつものは円であり,最小の面積をもつものはルーローの三角形です.
ルーローの三角形とは,一辺の長さaの正三角形(2次元単体)の各頂点を中心にして半径aの円弧を描くと作られる,3つの円弧からなる等辺円弧三角形です.また,各角内に半径a+r,各対角内に半径rの円を描いても定幅曲線が得られます.正三角形の代わりに正(2q+1)角形についても同様です.
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