■五芒星と掛谷の問題(その69)

カニンガムのサイドロブはコンコイドであるという・・・計算の誤り発見

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[補]コンコイド・シッソイド

 ギリシア人は新しい数学曲線を見いだして立方体倍積問題や角の3等分問題などを解決しました.60°,30°,15°など任意の角の場合でも,定規とコンパスというプラトンの束縛から離れて,コンコイドやシッソイドという曲線の性質を用いた適当な道具を使えば作図可能となります.

<ニコメデスのコンコイド>

定点Oと定直線gが与えられているとき,Oを通る任意の直線とgとの交点をQとし,この直線上にQから定距離lの点Pをとると,この点Pの軌跡をコンコイドといいます.

極座標ではr=a/cosθ+b

x,y座標で書けば,x=a+bcosθ,y=atanθ+bsinθ

θを消去すると,4次曲線:

(x^2+y^2)(y−a)^2=b^2y^2

(x−a)^2(x^2+y^2)=l^2x^2

で表されます.なお,直線に関するコンコイドがニコメデスのコンコイドであって,円の関するコンコイドがリマソンであり,カーディオイドはその特殊な場合となっています.

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<ディオクレスのシッソイド>

r=a/cosθ−acosθ

x=asin2 θ,y=asin^2θ・tanθ

θを消去すると3次曲線:x(x^2+y^2)=ay^2が得られます.

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カニンガムの論文の場合

極座標ではr=a/cosθ+b

x,y座標で書けば,x=a+bcosθ,y=atanθ+bsinθ

もう一つの例を計算してみたい

t=π/n

r0=1/(2cost+1)

(-r0,0)と(-cost,sint)を結ぶ直線

y=sint/(-cost+r0)・(x+r0)

m=sint/(-cost+r0)

この直線と(1,0)の距離は

|m・(1+r0)|/(1+m^2)^1/2=|(1+r0)|/(1/m^2+1)^1/2

1/m=(-cost+1/(2cost+1))/sint

=(-2(cost)^2-cost+1)/sint(2cost+1)

={(1+cost)(-2cost+1)}/{sint・(2cost+1)}

(1+1/m^2)=1+{(1+cost)(-2cost+1)}^2/{sint・(2cost+1)}^2

={(1-(cost)^2)(2cost+1)^2+{(1+cost)(-2cost+1)}^2}/{sint・(2cost+1)}^2

=-2/{(cost-1)(2cost+1)^2}=1/{sin(t/2)(2cost+1)}^2

1+r0=1+1/(2cost+1)=2(cost+1)/(2cost+1)

|(1+r0)|/(1/m^2+1)^1/2=2(cost+1)sin(t/2)

=4(cos(t/2))^2sin(t/2)

針の長さλは

(1,0)と(-cost,sint)の距離であるから

λ={(1+cost)^2+(sint)^2}^1/2=(2+2cost)^1/2=2・cos(t/2)

λ-r0={2・cos(t/2) (2cost+1)-1}/(2cost+1)

角度のはかり方がおかしい。導線と直交する角をを起点としなければならない

θ=π/2-t/2のとき、r=0

θ=π/2-tのとき、r=λ-r0

a/sin(t/2)+b=0

a/(sin(t))+b=λ-r0

a・(1/sin(t/2)-1/sint)=-(λ-r0)

b=-a/sin(t/2)

a・(2cos(t/2)-1)/sint=-(λ-r0)

a=-(λ-r0)・sint/(2cos(t/2)-1)

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|a|が|m・(1+r0)|/(1+m^2)^1/2と等しくなるはずであるが、確認できない

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