■約数の個数に関する問題(その1)
24未満の数で,約数が6個を超えるものはない.たとえば,22の約数は4個,21も4個,20は6個,ところが,24には8個の約数がある.それ未満の数より多くの数をもつ数を「高次合成数」と定義することにする.
n=2^a2×3^a3×5^a5×7^a7×・・・×p^ap
高次合成数24,60は
24=2^3×3^1,a2=3,a3=1
60=2^2×3^1×5^1,a2=2,a3=1,a5=1
のように表せる.
また,
6746328388800=2^6×3^4×5^2×7^2×11×13×17×19×23,a2≧a3≧a5≧・・・≧1
a2≧a3≧a5≧・・・≧1は最後の指数は1になることを示しているが,無数にある高次合成数のなかでただ2つの例外がある.
4=2^2,36=2^2×3^2
高次合成数に関しても,素数定理
π(x)〜x/logx (x→∞)
(π(x)は任意の整数xを越えない素数の個数を表すものとする)のような類似式があるという.
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