■フェルマー数の約数(その1)

【2】フェルマー素数

  a^n+1=(a+1)(a^(n-1)−a^(n-2)+・・・+1)

が素数になるのもaが素数でnは2の累乗の場合に限られている.すなわち,aが2の場合にこの形の素数候補はフェルマー数:Fn=2^(2^n)+1だけとなる.

[Q]a^n+1の約数はa+1を割り切るか,または2nk+1という形の奇素数である.

[A]qが奇素数でa^n+1=0  (modq)であれば,a^2n=1  (modq).aは法qに関してベキ数δ=1,2,n,2nのひとつに属する.

  δ=1,n→起こり得ない

  δ=2→a^2n=1,a+1=0  (modq)

  δ=2n→q−1=2nk

[Q]2^2^n+1の約数はk2^(n+1)+1という形の奇素数である.

[A]qが奇素数で2^2^n+1=0  (modq)であれば,2^2^(n+1)=1  (modq).2は法qに関してベキ数δ=2^(n+1)に属する.

  δ=2^(n+1)→q−1=k2^(n+1)

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