■白い地球のパラドックス(その2)
世界初の宇宙飛行士ガガーリンは「地球は青かった」といった.世界初の女性宇宙飛行士テレシコワは「私はかもめ」,アポロで月面着陸を成し遂げたスタッフは「この一歩はひとりの人間にとっては小さな一歩であるが,人類にとっては飛躍的な一歩である」といったことが伝えられている.
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実は地球が青かったという言葉には,素晴らしいパラドックスが潜んでいる.
これまで地球には氷河期が繰り返し出現したといわれている.大気温が下がると極地の氷の面積が増える→太陽熱が反射される→大気温が下がる→・・・→やがて地球は永遠に白い氷の塊(アルビード)になってしまう.
すなわち,地球は果てしなく大きな氷面積をもつ目には白く映る物体ということになる.
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