■フェルマーの小定理と剰余の計算(その61)

【1】メルセンヌ数の素因数

 フェルマーは非素数

  2^11−1=2047=23・89

2^23−1=8388607=47・178481

  2^37−1=137438953471=223・61631877

をもとにして、素因数の性質を発見しています.これらの素因数についてみると,

  23=2・11+1

  47=2・23+1

223=6・37+1

という関係がみえてきます.

[1]pを奇素数,qを素数とする

 2^q=1  (modp)ならば,p=1  (modq)である

すなわち,メルセンヌ数2^n−1が合成数であるならば,因数はあるkに対してkn+1である.

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