■フェルマーの小定理と剰余の計算(その50)

【1】位数の法則

modpでのaの位数をeとする。

このとき、a^n=1(modp)ならば、nはeの倍数。とくにp-1はeの倍数

===================================

[Q](2^(n-1)-1)/nが整数となるnをすべて決定せよ

ではnは3以上の素数はすべて含まれることになるので、

[Q](2^(n)-1)/nが整数となるnをすべて決定せよ

を考えることはできるのだろうか?

n=1のとき(2^1-1)/1=1

nが素数の場合を考える

2^(p-1)=1  (modp)

2^p=p  (modp)よりNG

すなわち、存在しない解を求めていたことになる。

===================================

[Q](2^(n)+1)/nが整数となるnをすべて決定せよ

n=3のとき(2^3+1)/3=3

nが素数の場合を考える

2^(p-1)=1  (modp)

2^p=p  (modp)よりNG

===================================